balance

  • 読み:バランス
  • 主訳:調和

🗂️ Term: balance
🏷️ 日本語訳: 調和/バランス(※定訳は文脈依存)
🔸 紅茶文脈による参考訳:調和
🧩 品詞: 名詞(noun)
🔗 主要複合語: well-balanced, good balance, balance of flavour
📚 分類: テイスティング用語 / 総合評価
📖 登場規格: 特になし

Contents

意味プロファイル

単一語だが、評価軸が複数にまたがるため誤解されやすい語です。


📝 定義(Definition)

Balance とは、紅茶に含まれる複数の要素(香り、味、渋味、厚み、爽快さなど)が、どれか一つだけが突出することなく「全体として調和している状態」を指す評価語です。


📚 説明・背景(Explanation / Background)

Balance は、紅茶のテイスティングにおいて個別要素ではなく、全体像を評価するための語です。

たとえば、

  • briskness(爽快さ)
  • body(厚み)
  • strength(濃さ)
  • flavour(風味)

といった要素は、それぞれ単独で評価されますが、balance はそれらがどう組み合わさっているかを見る語です。

重要なのは、「平均的であること」や「特徴がないこと」を意味しない点です。
個性のある紅茶であっても、要素同士がうまく噛み合っていれば “well-balanced” と評価されます。


🧪 関連属性・補足情報(Attributes / Notes)

  • balance が良い紅茶は、飲み疲れしにくい
  • 特定の要素(渋味・苦味など)が突出するとunbalanced と評価されやすい
  • 高品質の紅茶では、強さと調和が両立していることが多い

混同しやすい点

  • mild:刺激が弱いこと
  • light:全体的に軽いこと
  • balanced:要素間の関係が整っていること

典型コロケーション

・good balance:全体の調和がよい、バランスの取れた状態にある(文脈により)

【解説】

  • good は「強い」「優れている」ではなく、要素間の関係が適切であるという評価です。
  • 単体要素の優秀さではなく、全体像への肯定を表している語です。

🧸テイスティングコメントの基本形です。

・well-balanced tea:調和のとれた紅茶、全体としてよくまとまった紅茶

【解説】

  • well-balanced は形容詞としての完成形です。
  • 「欠点がない」ではなく、要素同士がきちんと噛み合っていることを指します。

🧸商品説明・総評向きの表現です。

・balance of flavour:風味のバランス、風味全体の調和

【解説】

  • of flavour によって、香り・味・後味を含む広い風味領域を指す。
  • 甘味・渋味・香りの関係性を見るときに使われる。

🧸 分析的コメントに向く語です。

・lacking balance:調和を欠く、バランスに欠ける

【解説】

  • 否定評価だが、感情的・断定的ではありません。
  • どこが悪いかは言わず、要素間に不整合があることを示します。

🧸 harsh / unbalanced への前段表現です。

まとめ

英語推奨訳
good balance全体の調和がよい
well-balanced tea調和のとれた紅茶
balance of flavour風味のバランス
lacking balance調和を欠く

🫖 紅茶文脈での使い方(英和例文)

英文: This tea shows good balance between briskness and body.

和訳: この紅茶は、爽快さと厚みのバランスがよい。

英文: The tea lacks balance and feels harsh.

和訳: この紅茶は調和を欠き、荒い印象を与える。


🧸くまの一言

日本語では「バランスがよい」と言うと「無難・平均的」という印象を持たれやすいがですが、紅茶文脈の balance はそれとは異なります。紅茶文脈ではむしろ、複数の要素が意味を持って共存している、という積極的評価です。

要素同士が意味のある関係を保っている状態と捉えると、理解しやすいです。

briskness との関係(整理)

  • briskness:飲んだときの切れ・軽快さ
  • balance:複数要素がどう共存しているか

briskness が高くても、それが “body” や “flavour” と調和していなければ “balanced” とは言えません。

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