cooked

  • 読み:クックト
  • 主訳:煮えた
  • ISO準拠

🗂️ Term: cooked
🏷️ 日本語訳(原義): 焼けすぎ/加熱しすぎ
🔸 ISO 6078文脈による参考訳: 過度加熱により、茶のキャラクターが実質的に失われた状態
📘 定義: 乾燥・火入れ等の過加熱(overfiring/overheating)によって、茶の本来の特性(character)が消失し、鈍く平板で生命感に欠ける杯となったもの。
📚 分類: 抽出液用語(Liquor)
📖 登場規格: ISO 6078

contents

📝 定義(Definition)

加熱過多の結果、香りの立ち・明瞭な個性・甘い戻りなどが抹消され、鈍重で平板な味わいに陥った状態を示す語です。多くの場合重大な欠点として扱われます。


📚 説明・背景(Explanation / Background)

最終乾燥(firing)の温度・時間の過度、萎凋中の過熱、再火のやりすぎ等が由来です。
burnt が「焦げ臭が立つ」(匂いの欠点)なのに対し、cooked は個性の「破壊(プロファイル全体の死)」を指すのがコアです。


🫖 紅茶文脈での使い方

英文: Cooked—overfiring has destroyed the tea’s character.

和訳: クックト。過度の火入れで茶のキャラクターが失われている。

英文: A dull, cooked cup with no varietal definition.

和訳: 鈍く平板なクックトの杯で、品種の輪郭がない。

英文: Avoid a cooked result by easing final firing temperature and time.

和訳: 最終火入れの温度・時間を緩め、クックト化を避ける。


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