妥当性確認(Validation)

定義・概要

妥当性確認(Validation)とは、HACCPで設定した管理方法が、意図した食品安全上の危害を適切に管理できることを事前に確認する活動を指します。

HACCPの第6原則である Verification(検証)と密接に関連する概念であり、

「その方法で本当に安全を確保できるのか」

を確認することを目的としています。


HACCPとの関係

HACCPでは、

  • CCPの設定
  • 管理基準の設定
  • モニタリング方法の設定

を行います。

しかし、その基準が適切でなければ、どれだけ真面目に運用しても十分な安全性は確保できません。

そこで Validation を行い、

設定した方法そのものが妥当であるか

を確認するのです。


具体例

例えば、

75℃で15秒加熱する

という管理基準を設定した場合、

Validationでは

75℃で15秒の加熱によって対象となる病原菌が十分に減少するか

を科学的根拠に基づいて確認します。


ValidationとVerificationの違い

Validation(妥当性確認)

その方法で本当に安全を確保できるか

を確認します。

Verification(検証)

決めた方法が実際に守られているか

を確認します。

イメージ

Validation

この地図で目的地に行けるか?

Verification

地図どおりに歩いているか?

主な根拠

Validationでは、

  • 科学論文
  • 公的ガイドライン
  • Codex文書
  • 法令
  • 業界基準
  • 実験結果

などが利用されます。


紅茶との関係

紅茶製造では、

  • 金属探知機の検出性能
  • 水分量管理基準
  • 包装条件
  • 保管条件

などについて、設定した管理方法が適切であることを確認するために Validation が行われます。


🧸くまの一言

Validationは、

「この方法で大丈夫かな?」

を確認する作業です。

Verificationは、

「決めた方法をちゃんとやっているかな?」

を確認する作業です。

似ているようで、見ている方向が少し違います。


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