記録管理・文書化(Record Keeping)

定義・概要

記録管理・文書化(Record Keeping)とは、HACCPシステムの運用状況や管理結果を記録し、保管する活動を指します。

HACCPの第7原則であり、

「実施したことを証明する」

ための重要な仕組みです。


HACCPとの関係

HACCPでは、

  • Hazard Analysis
  • CCP
  • Critical Limits
  • Monitoring
  • Corrective Action
  • Verification

などの活動が行われます。

Record Keeping は、それらの実施内容を記録として残し、必要に応じて確認できるようにすることを目的としています。


主な記録例

モニタリング記録

  • 温度記録
  • 時間記録
  • 水分量記録
  • 金属探知機点検記録

改善措置記録

  • 異常発生日時
  • 原因
  • 実施した対応
  • 再発防止策

検証記録

  • 内部監査
  • 外部監査
  • 機器校正
  • システム見直し

なぜ必要なのか

記録がなければ、

  • 本当に管理したのか
  • 基準を守ったのか
  • 問題発生時に何が起きたのか

を確認できません。そのため、食品安全システムの信頼性を支える基盤となるのです。


「やった」と「証明できる」は違う

食品安全では、

やったつもり

ではなく、

記録によって証明できること

が重要とされます。

そのため、

「記録がない作業は、実施されていないものとみなされる」

という考え方が採られることも多いです。


紅茶との関係

紅茶工場では、

  • 原料受入記録
  • 金属探知機確認記録
  • 水分量測定記録
  • 保管条件記録
  • 出荷記録

などが保管されます。

これらはトレーサビリティや監査対応にも活用されます。


🧸くまの一言

記録は過去のために残すものではありません。

未来のために残すものです。

問題が起きた時、

「何が起きたのか」

を教えてくれるのは、人の記憶ではなく記録です。


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